COLUMN

お役立ちコラム

保育士を目指すなら…ピアノは弾けた方がいいの?

保育士は子どもたちにさまざまなことを教えて、幅広い分野に興味を持てる機会を提供する職業です。音楽も子どもたちに教えるジャンルの1つであり、音を鳴らす楽しさやみんなで歌う面白さを伝えることが仕事になります。そのため保育士を目指す際には、「ピアノが弾けないといけない」というイメージを持つ人が多いです。
本記事では保育士を目指す際にピアノのスキルが必須なのか、どの程度のレベルが求められるのかを解説します。保育士になりたいけれど、ピアノが弾けずに困っているという方は、ぜひ参考にしてください。

保育士になるためにピアノのスキルは必要?

「保育士=ピアノが得意」というイメージを持つ人も多いですが、就職においてピアノを弾けることは絶対に必要な条件ではありません。現役で保育士として働く人のなかにも、ピアノを上手く弾けない人は多いです。そのため仮にピアノが弾けない・苦手でも、保育士として働くことは可能です。ピアノが弾けないからといって、保育士を諦める理由にならない点は覚えておいてください。

保育士試験でもピアノを弾かずに合格が可能

保育士になるために必要な保育士試験では、実技試験で仕事に必要なスキルを試されます。実技試験ではピアノを弾く「音楽表現」の科目がありますが、必ずしも音楽の試験を受験する必要はありません。保育士試験の実技試験では、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3つから、2つの分野を選択することになります。そのため造形と言語に関する分野を選べば、ピアノを弾かずに試験の合格を目指せます。造形と言語の分野では、それぞれ以下の内容の試験を受けます。

  • 造形に関する技術:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)を実演する試験。表現する問題文と条件は、試験当日に提示されます。鉛筆またはシャープペンシル、12~24色程度の色鉛筆、消しゴム、腕時計を持ち込んで試験に臨みます。
  • 言語に関する技術:3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、指定されたお話を朗読する試験です。15人程度の子どもがいることをイメージし、あらすじを盛り込んで3歳児が楽しめるように話を3分間にまとめます。絵本は持たずに、身振り手振りを加えて表現する。

上記の試験に合格できれば、ピアノの技術がなくても保育士になれます。

保育士が働く現場でもピアノのスキルは不要?

保育士が実際に働く現場でも、ピアノのスキルは必須ではありません。ピアノのスキルがある同僚と協力して音楽の授業をしたり、ピアノ以外の楽器やアカペラで子どもたちに音楽を教えたりといった形が取られます。昨今は騒音の問題を考慮して、最初からピアノを設置していない保育園も増えています。そのためピアノのスキルが特別に重要視されるケースは少なく、弾けない人も保育士として問題なく活躍できます。

ピアノを弾けることが条件の求人もある

保育士にピアノのスキルが必須ではない一方で、求人に「ピアノが弾けること」を条件にするケースもあります。そのためピアノを弾けた方が、就職先が増える可能性もあるでしょう。あらかじめ目標としている就職先があり、その求人条件にピアノのスキルが必要となっているのなら、練習をしてある程度のレベルまで弾けるようになっておく必要があります。保育士にとってピアノの技術は必須でないものの、弾けることで将来にメリットがあるスキルであることは把握しておきましょう。

専門学校ならピアノのスキルを学べる

保育士になる際には、指定保育士養成施設に該当する専門学校に通う方法があります。保育士になれる専門学校では、就職に必要とされる知識・技術をさまざまな形で習得できます。そのなかにはピアノの技術も含まれているため、専門学校に進学することで、保育士の仕事に必要なレベルのピアノスキルを身につけられます。多くの専門学校が、ピアノ演習の時間をカリキュラムに取り入れています。
「沖縄中央学園」の「こども保育科」でも、ピアノ演習の授業を通して、生徒たちにピアノの弾き方を指導しています。ピアノをまったく弾けない人でもついてこられるように、基礎からしっかりと教えるため、挫折することなくピアノの練習を続けられます。

専門学校ではピアノ以外にも多くの実習で実践的なスキルを習得できる

保育士の専門学校は、ピアノ以外にも多くの実習を取り入れています。実際の体験を通して知識・技術を学べるため、実践的なスキルの獲得につながります。即戦力として働くための基礎になるため、就職後もスムーズに活躍を目指せます。「沖縄中央学園」の「こども保育科」は、3年間で1,000時間を超える実習を受けることができます。さまざまなシーンを想定した実習を通して、臨機応変に動くスキルと、考えながら仕事をする習慣を身につけられます。チームで実習する機会も多く、連携する能力を育んだり、それぞれの発見や反省を共有したりして、より高いレベルの学習が行えます。

卒業と同時に保育士資格を取得可能

指定保育士養成施設の専門学校は、卒業と同時に保育士資格を取得できます。保育士試験を受験する必要がないため、卒業に合わせてそのまま保育園などの施設に就職が可能です。所定の条件を満たすことで、誰でも保育士資格を取得できます。年齢や学歴によって特別な条件は発生しないため、スムーズに保育士を目指せるのも専門学校のメリットです。
また、専門学校によっては、保育士資格以外の資格取得も可能です。例えば「沖縄中央学園」の「こども保育科」は、卒業と同時に保育士資格に加えて、幼稚園教諭二種免許状も取得できます。そのほか、短期大学士、専門士、社会福祉主事任用資格なども取得できるため、就職活動に役立てられます。コース選択次第でさらに専門性の高い資格も取得可能なので、自分の将来に合わせて在学中から資格の獲得を目指せるでしょう。

まとめ

保育士になる際には、ピアノのスキルは必須ではありません。仮にピアノが弾けないとしても、保育士として働くことは可能です。一方で、ピアノはある程度弾ける方が、就職で有利に働く可能性が高いです。専門学校ではピアノを練習する機会が多いため、仮に技術が0でも仕事で役立つレベルまで成長を目指せます。
ピアノのスキルを習得するためにも、専門学校を通して保育士を目指すのがおすすめです。
「沖縄中央学園」の「こども保育科」は、ヘッドホンを採用した講師と学生の1:1のピアノの授業はもちろん、さまざまな実習を展開しています。トータルで1,000時間を超える実習は、保育士として働くためのスキル習得に大きなメリットとなります。卒業と同時に保育士資格と幼稚園教諭二種免許状をW取得できる点も魅力なので、この機会に「沖縄中央学園」の「こども保育科」への進学をぜひご検討ください。


こども達のせんせい(保育士・幼稚園教諭)の夢を叶えて
貴方が活躍する日を、現場は心待ちにしています!
自身のキャリアアップに、社会需要のある職業へ挑戦してみませんか?


シェアする

コラム一覧に戻る